織田武神伝(9) 内憂外患篇

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あらすじ

織田信忠と徳川家康の対決は佳境を迎えていた。半年間持ちこたえた三河岡埼城がついに落ちた。城将平岩親吉は無念の自害を遂げる。信忠は機に乗じてさらに三河奥深くに侵攻し、家康もまた吉田城に堅固な防衛線を構えた。信忠は有利に戦いながらも、なかなか家康を屈伏させられない。織田家中から、家康との和睦論が台頭してきた。その代表は、信忠が右腕と頼む蒲生賦秀だった。一方、北関東では佐竹氏を破った伊達政宗が勢力を拡大し、関東の覇者、北条氏直との対決に踏み切ろうとしていた。徳川・北条・伊達の攻守同盟を自ら破壊する政宗の狙いは何なのか……。 圧倒的なスケールで描かれる大長篇戦国架空戦記、「織田武神伝」シリーズ第9弾。●桐野作人(きりの・さくじん)1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『増補改訂 猫の日本史』(戎光祥出版)など多数。

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