ヤングエースUPにてコミック連載大好評! 極貧の村娘から王妃に転生? 血の味のキスの意味は? 「…お、俺で、いいのか?」 リョウは隷属魔法の呪文を知るため、アランとカイン、 そして記憶を失った様子のヘンリーとともに 兄・ジロウに会うために神縄を訪ねた。 ただ、ジロウはガリガリ村で暮らしていた頃とは 雰囲気が変わってしまっていた。 彼は「六十四番目」と名乗り、実際に見てきたかのように 千年前の過去について語り始める。 前王朝よりも前の時代では、魔法使いと非魔法使いの 関係性が現在のとは異なっていることを知らされる。 だが、求めていた隷属魔法の呪文について 知ることができなかった。 そして神縄の外へと出たリョウ達だったが、縄の外に出た瞬間、 空気が変わったのを感じた。 あたりを見渡せば、先ほどまで降っていなかったはずの 雪が降っており、薄らと地面に雪が積もっている。 不思議に思ったリョウ達は、外の状況を確認しにいく。 そこで神縄の中にいた時間は数刻のはずなのに、 外では半年もの月日が経過していることを知るのだった。 その間、魔物が彷徨うようになり、リョウとヘンリー王弟が 失踪したことによる内乱が起きようとしてた。 一方、シャルロット、アンソニーと無事合流することができた。 しかし、リョウの長い不在に不安を抱いていたシャルロットは、 隠し持っていた禁忌の力に手を出してしまっていた。 リョウは、シャルロットの力のことを知らぬまま、 内乱が起きようとしている場所へと向かう。 そこには、グエンナーシス領とルビーフォルン領の連合軍と王国軍、 そして魔物達が集まっていたのだが-----。 唐澤 和希(カラサワカズキ):東京都在住。本作にてデビュー。 桑島 黎音(クワシマレイン):イラストレーター。「ストレンジムーン」など多数のライトノベルのイラストを担当。新潟県出身。