准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく

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あらすじ

「異界はどこにだってある――僕たちの、心の中にもね。」春。無事に進級し大学2年生になった尚哉は、相変わらず高槻のもとで助手のバイトをしている。ある日、高槻が運営するサイト「隣のハナシ」に、建築事務所で働く女性から怪事件の相談が寄せられた。事務所で起こった、「4」にまつわる不気味な事件の真相とは……!?――(「四時四十四分の怪」)6月。「江の島の海に人魚が出た」と週刊誌は大騒ぎに。高槻も講義で人魚のことを熱心に取り上げる。そんなある日、キャンパスにふらりと現れたのは、ちょび髭にステッキのハンサムな英国紳士。なんと彼は、高槻の叔父・渉だった!そして尚哉は期せずして、「高槻が一番辛かった頃」に彼を育てた渉から、高槻の悲痛な過去を聞くことに……。高槻・尚哉・渉・佐々倉は休日を利用して江の島付近に出向き、人魚騒動を調査することに。そこで「お母さんは人魚になった」と訴える少年に出会い……。――(「人魚のいる海」)高槻が渉のもとで暮らしていたころのお話「【extra】それはかつての日の話2」も収録。凸凹コンビの怪異譚、新章開講!イラスト/鈴木次郎

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シリーズ

全12冊

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