刑事特捜隊「お客さま」相談係 伊達政鷹

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あらすじ

エース刑事の左遷先は「苦情処理」係!?元捜査一課のエース刑事、伊達政鷹は異動先に初出勤したものの、挨拶の機会を逸していた。老朽化した神奈川県警中村町分庁舎の別棟が、まるで病院診療科の待合室のように騒々しいのだ。どうやら、複数の人たちが何らかの順番待ちをしているらしい。気を取り直し、胸に「巡査長・小笠原亜澄」と記されたIDカードを下げた女性に声をかけたが、それも六十歳くらいの男が派手な音を立ててドアから入ってきたため、邪魔されてしまう。神保長治と名乗るその男は、亜澄を捕まえるなり、口論しはじめたではないか。相談受付の予約日時に間違いがあったようだ。対応できる人員がおらず、困り果てた亜澄は、ろくに異動申告も終えていない政鷹に神保を押し付ける。訳も分からず相談を受ける羽目になった政鷹に、「うちの娘が自殺なんてするはずないんだ」神保はそう声を荒らげた。娘の眞美は8ヶ月ほど前、箱根の芦ノ湖に浮いた亡骸となって、見つかったという。「あっちの特四」と掃き溜め扱いされ、「県警お客様相談室」と皮肉をもって呼ばれる、刑事特別捜査隊第四班の、一癖も二癖もある刑事5人が難事件に挑む!

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