中世王朝物語全集〈21〉我が身にたどる姫君〈下〉

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あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。上巻・巻四の女帝即位の記事を受けて、巻五では、女帝の善政が語られる。巻六は巻五の並びの巻で、女帝の義妹である前斎宮とその周辺の人物の、奇妙で猥雑な生活が描かれる。巻五巻末で女帝が急死し、即位した新帝は、皇太后への恋情に身を焼き、悩んだ皇太后は絶命し、帝も息を引き取る。こうした不幸な出来事の反省から、今上は善政を心がけて政治改革をおしすすめている。代々の帝の様相を縦軸に、物語は多くの錯綜した恋模様を語り、巻八巻末では、対抗し続けて来た左大臣・右大臣両家が深い縁に結ばれていることを描いて大団円を迎える。周到に構成された、七代・四十五年に及ぶ中世王朝物語屈指の大作。

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