仕掛け絵本の少女 鬼と光君

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あらすじ

少女カイに連れられて平安時代へトリップ! 歌舞伎町のホストクラブ「アリア」のナンバーワンホスト・碓井ヒカルは、ある日、店の太客から「鬼の腕」なるものをネットオークションに代理出品するよう持ちかけられる。もし売れればそのお金はまるまるヒカルのものにしていいと言われ、なんとなく話に乗ったところ、鬼の腕の干物はなんと一千万円で落札されてしまった。 とき同じくして、道ばたで謎の少女カイに呼び止められたヒカルは、指示されるままに神保町の古書店で仕掛け絵本を購入する。それは偶然にも例の「鬼の腕」が出てくる、平安時代の「渡辺綱の鬼退治」の物語で――。 再び目の前に現れたカイに「これより、平安時代に行きます」と告げられた……と思った次の瞬間、ヒカルは仕掛け絵本の中に入っていた。そこは完全に平安貴族の世界で、あわてて逃げ込んだお屋敷の中にいた美しい女性に、ヒカルは心を奪われてしまう。そう、その女性こそ「源氏物語」の作者・紫式部。あろうことかヒカルは、日本一有名な千年前の女流作家相手に、遅い初恋に落ちてしまったのだった。 大人気「幻想」シリーズのゴールデン・コンビが贈る、オトナとコドモのための元気がでるおとぎ話!

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