やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10

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あらすじ

新しい年、新しい関係、新たなる想い。冬休み。のんびりとした年の瀬、そして年明け。合格祈願の初詣や買い物など、予定外の外出が重なる八幡が新年の街で出会ったのは、雪ノ下陽乃と葉山隼人、そして……。教室で、部室で過ごしてきた時間で、お互いのことを少しは知ったように思えた。でも知らないことの方がたくさんあるのだろう。今も、そしてこれからも。冬休みが終われば、2年生という学年ももうあとわずか。新学期にざわめく教室にはある人物の「噂」が流れていた。望むと望まざるとに拘わらず、同じ場所で過ごす時間は刻一刻と減っていく。そんな雰囲気だからなのか、奉仕部に持ち込まれた、ある依頼……その依頼は今までに知ることのなかった彼ら、彼女らの別の一面を映し出すことに。自分のしたいことが、相手の望むこととは限らない。本当の気持ちが伝えたい気持ちとも限らない。誰かが知っているその人が、その人の本当の姿とは限らない。今を大切にしたいと思えば思うほど臆病になって、考えているのに答えは見つからないし、走っているのにゴールが見えない。彼ら彼女らの、新たなる季節、新たなる関係。※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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全25冊

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