潮首岬(しおくびみさき)に郭公(かっこう)の鳴く

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あらすじ

函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品の中には、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。祖父は何かを思い出したかのように、芭蕉の短冊額を全部持って来させると、自らは二月ほど前に受け取った脅迫文を取り出した。三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる――。驚愕の傑作誕生!!

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