マリオネット師【第2巻】

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あらすじ

九頭見灯(くずみともし)16歳…マリオネットを操るスリである。人が財布にしのばせた喜びや悲しみ、恨みや秘密をスリながらも、いまだ前科0犯。彼の境遇を知った諸戸刑事から人形劇団「泡雲」を紹介された灯は、彼に人形劇を勧めるメンバー達に反発しながらもその優しさに次第に心を開いてゆき、やがて灯と劇団「泡雲」を率いる桜辺一彦と妹の好子、そして「泡雲」のメンバー達は互いに協力し、力を合わせて共に困難に立ち向かってゆくようになり……。マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗み大活躍!「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第2巻!小山田いく先生の当時の単行本コメント『毎年11月になると、我が家のブロック塀の南側に、北にある道路をへだてた畑から、青虫(モンシロチョウの幼虫)が大勢やってきてサナギになります。考えてみるとずいぶん不思議なんです。連中はなぜ、10メートルほどもはなれた所に暖かい場所があることがわかるんでしょう?しかも道路をこえて数十匹で来るのです…。何か未知の能力を持っているようで…こわいよォ!!』

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全11冊

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