帝都で探偵はじめました 弐 〜幽霊坂の殺人〜

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あらすじ

「事件、なかったことにできないかしらね」 「殺人事件ですよ……」  昭和初期を舞台に、鷹司家の御曹司・夏樹と、その義妹・欄子が謎に挑む、昭和レトロ・ミステリ第二弾! 「黄金の裸婦」事件から一ヶ月。  慌ただしかった周囲もようやく落ち着きを取り戻したかに思われた頃。 「幽霊坂」と呼ばれる小路で殺人事件が発生した。  犯人として名前が上がったのは、夏樹の義母、巴だった。 「夏樹さん、貴方、私の無実を証明しなさいよ」 「……だから、私は探偵じゃなくて、画家なんですが」  破天荒な義母に振り回されながら、しぶしぶ調査に乗り出す夏樹だったが——。

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