江戸川乱歩 電子全集8 傑作推理小説集 第4集

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あらすじ

悪いヤツほど美しい。「登場人物イケメン・ランキング」をはじめ、涙香版「幽霊塔」(一部)他、電子でしか読めない特典満載!少年の頃、乱歩は、「幽霊塔」という小説に夢中になる。それは、イギリスの女性作家の作品を黒岩涙香が翻案したものであった。それから30年の時を経て、乱歩自らこの作品を翻案したものが、ここに収録する「幽霊塔」である。今回、特典として、涙香による「幽霊塔」の冒頭部分と、原作(アリス・M・ウィリアムスン)の最初の1シーンを翻訳して掲載した。乱歩の作品との違いを楽しんでもらいたい。また、東京大空襲の3ヶ月前に完結した「偉大なる夢」では、アメリカ大統領・ルーズベルトが醜悪で卑劣な男として登場。秀逸なトリックはもちろん、あの時代の空気も感じられる作品である。そして今回、スペシャルとしてお届けするのは、「乱歩作品登場人物イケメン・ランキング」。当全集の、笑いと毒を織り交ぜた鋭い解説でお馴染み、小松史生子・金城学院大学教授が、ヒーローもヒールもバッサ、バッサと切りまくる。他に、乱歩が発端篇を書いた連作探偵小説「黒い虹」を全文掲載。当時の人気作家が書き継いだ物語を、最後の甲賀三郎が解決に落とし込むのだが、相当苦労したようで、本文に入る前に、言い訳のような解説を延々と書いている。これがまた愉快で一読の価値あり。付録:インタビュー、コラム&フォト他

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