外道・宮本武蔵(2)

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あらすじ

江戸を制圧した石田三成は、徳川家康・秀忠父子を切腹させ、小田原城主に宮本武蔵を据えた。関東が豊臣氏の版図になってから、天下は一見静かに見える。だが、奥州の地で、渦巻く炎のような勢いでのし上がっている武将がいた。独眼竜の若き大名、伊達政宗である。また、徳川の残党は柳生一族の力を借り、幼君家光を沼津城より伊達領に脱出させ、新たな巻き返しを謀ろうとしていた。天下に再び戦乱の禍が巻き起ころうとしていた。 孤高の剣豪ではなく、軍団を率いて大名まで成り上がる宮本武蔵の活躍を描く。歴史スペクタクル第2弾。●志茂田景樹(しもだ・かげき)静岡県生まれ。おひつじ座のA型。中央大学法学部卒。塾講師、新聞記者などを経て、1976年秋に『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞を、1980年には『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞。

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