シリーズ累計270万部突破! ヒモ男に新たな側室? 本妻との間で板挟み? 宝石をくわえた猫? コミックスも絶好調! 善治郎と女王アウラは、ルクレツィアから双王国と『白の帝国』、 そしてウトガルズの隠された歴史について知らされる。 双王国は『白の帝国』の末裔であり、 ウトガルズは古の巨人族の自治都市『ウートガルド』と 密接な関係があると。 看過できない情報に、女王アウラは一刻も早く、 双王国のブルーノ先王との密議をこらす必要性を確信する。 数日後、善治郎は双王国に『瞬間移動』する。 表向きは鍛冶師ヴェルンドへの弟子入りを熱望する マルガリータ王女を迎えるためだが、本当の目的は、 秘密裏にブルーノ先王をカープァ王宮に飛ばし、 女王アウラとの極秘会談を成立させるためであった。 一方、双王国滞在中の善治郎は、エレハリューコ、 リーヤーフォンの両公爵から新型双燃紙の礼として 走竜の贈与を伝えられる。 それを受けてカープァの後宮に帰った善治郎は、 女王アウラ、フレア姫と共に後宮の中庭で騎竜術の訓練を始める。 その後、双王国が白の帝国の末裔であるという情報を伝えるため、 善治郎は単身『瞬間移動』でウップサーラ王国に飛ぶ。 グスタフ王とユングヴィ王子と善治郎は秘密裏に会談して 情報の共有を図り、『教会』勢力に対するカープァ王国、 双王国、ウップサーラ王国の連携構築を図る。 その話し合いの最中、緑色の石をくわえた灰色の猫が現れる。 「灰色猫は『ウトガルズの使い』だ」。 緑色の石はほどけて緑色のプレートに変じたが、 そのプレートはウトガルズへの招待状だった。 そこに書かれた名前は----。 渡辺 恒彦(わたなべつねひこ):北の大地で生まれ、育ち、暮らす。 小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した「理想のヒモ生活」が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く。 文倉 十(あやくらじゅう):古都で生まれ、育ち、現在は東京で暮らす。 『狼と香辛料』(電撃文庫)など、人気作品のイラストを数多く手がける。