幻獣の國物語 【第16巻】

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あらすじ

幻獣が住み、不思議な魔力がみなぎる「幻獣の國」は世界大戦争に突入した。ボマレア王国が主力の沿岸諸国連合、他方は秋津国の香耶姫と結婚し、同国を支配下に置いた統利帝の可陀である。ボマレア国に制圧されたラベンテュラの貴族たちはアトレイデス国王の最愛の少女・ミーアを誘拐する。行方不明となったミーアへの思いに、国王は戦争指揮に集中できないのであった。夏芽は地球で生まれ育った沿岸のフィローン国の姫。12年に一度開く幻獣の國への扉をくぐり幻獣の國を訪れたが、戦争のため地球へ戻れなくなってしまう。夏芽は「契約の猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊タイト、ネブローザ、聖獣の子犬「高麗」、そして今や、可陀勢力下の秋津国から付け狙われている秋津国の双子の皇子、斎槻、蘿と出会い、かけがえのない特別な絆を結ぶ。特に蘿との間には愛がはぐくまれる。激しい戦闘の過程で、夏芽の中から伝説の武器「犬皇剣」が現れて暴走を始める。夏芽はこの剣を封印するために死に瀕するが、蘿たちの献身的な看護などに支えられ蘇生するのであった。しかし…高麗の余命が半年であり、助けるためには秋津国の北方に住む秋津犬、藍銅か、さらに伝説の未踏の地にいる原種の力を頼る他はないと知る。高麗を救うため、夏芽たちは敵があふれ、危険に満ちた地上にのぼり、北へ向かって旅に出るのであった!

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シリーズ

全16冊

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