北京原人の発見と原中国人の発生・分布より説き起こし、黄河文明の時代から名君勇将が覇をきそう王道・覇道の治世をへて、漢民族による初めての世界帝国、秦・漢に至る、治乱興亡の古代中国史!
砂漠と「さまよえる湖」の中央アジアで、東西交流の道シルクロードをめぐりながら、砂漠に消えたオアシス国家をさぐり、その抗争・興亡の歴史に迫る。世界史の空白を初めて埋めた西域の画期的通史。
謎につつまれた古代インドの未知の歴史! 現代インドの矛盾の根を求め、アショーカ碑文などを比較史的に考察し、バラモンの支配した謎の国インドを、世界史のなかに位置づける画期的試み。
マホメットの教えを奉ずるイスラムの民は、東へ西へとジハード(聖戦)の旅をつづけ、大サラセン文化圏の成立をみる。世界史の重要な鍵をにぎるイスラム文明圏の苦闘と栄光を描いた第一級の概説書。
二本足で立った裸のサル! 人類誕生の秘密から社会を形成し、文明を築くにいたる足跡を、大胆な仮説と明晰な論理、そして独自の研究方法で解明してゆく。京都大学・今西グループが放った名著中の名著。
文明を創った人類は突如その歩みを早めた。シュメールに、エジプトに、古代国家が生まれ文化を築き、やがて大帝国の出現をみる。幾多の民族と文化がオリエントにくりひろげる砂と黄金のドラマ。
自由な人間精神の復興をめざしたルネサンスと宗教改革の気運は、全ヨーロッパを覆い、善・悪・美・醜と赤裸々な人間の諸相が生々しく展開され、ここにヨーロッパのダイナミックな躍動が始まる。
漢民族による再統一をなしとげた明王朝は、国力充実し、内外にその繁栄を誇ったが、ヨーロッパ勢力との接触という新時代に入り、清朝による隆盛もつかの間、〈眠れる獅子〉は老残の姿をさらす。
中世中国をめぐる三国の英雄策士の死闘胡馬を駆る異民族――大唐帝国統一までの七百年を、歴史全体の観点から捉え、数量史観で平明に描いた名著。波瀾万丈の中国中世史をダイナミックに概観する。
クリミア戦争の敗北、農奴解放令の中で醸成された農民、労働者たちの不満は、ツァーリズムの激しい弾圧によってついに爆発した。人民はツァーを殺し、ここに世界最初の社会主義国家が建設される。
中世は暗黒時代であったのか、あるいはむしろ人間的な、あまりに人間的な時代であったのか。中世の複雑な時代相と埋もれた人間像に新しい史眼をもって迫り、新しい中世ヨーロッパ像を発見する。
ユーラシア大陸を怒濤のごとき騎兵で席捲し、モンゴルの嵐をまき起こしたチンギス・ハーンの、史上最大の世界帝国形成にいたる雄大な歴史絵巻。東西文化の融合ぶりをみごとなタッチで描ききる。
ローマ帝国はなぜ滅びたのか? 神の国の実現をめぐる帝国とキリスト教。その抗争と共存の中に、それぞれの本質形成を捉えたローマ帝国興亡の叙事詩。かつてない壮大なスケールで描いた歴史叙述の傑作。
バスチーユを襲撃した民衆の怒りは、流血と栄光のうちに燃え広がり、やがてナポレオンの独裁政治へ移ってゆく。今日なお多くを論じられる革命の日々と血塗られた十八世紀の本質を見抜く人間史の決定版。
近代市民社会へのつかの間の栄華をきそう王権と、その陰に成長する市民精神を「遠心」と「求心」の力学で捉える。「朕は国家なり」の過激な時代を描いた本書は、バロック芸術の時代背景を知る本でもある。
ヨーロッパ列強の貪欲な植民地体制に弄ばれた中国にも、ついに民族独立の息吹きが燃えあがった。アヘン戦争に端を発した独立の歩みは、義和団事件、辛亥革命を経て新中国の誕生へと歩調を早める。
複雑な国際政治にもてあそばれる東南アジア諸国の問題点。その解放と独立の苦闘を古代王朝から歴史的に解きおこす。ヴァスコ・ダ・ガマ、マルコ・ポーロから、経済援助問題と日本の役割まで言及する。
第二次世界大戦の見えにくい原因を、ベルサイユ体制から明解に分析し、枢軸側は「悪玉」であり、連合国側は「善玉」であるという通念を破る大戦原因論の鋭説。ここに国際政治力学のダイナミズムがある!
新大陸発見に続く、先住民インディオへの収奪と駆逐のうえに築かれた、永遠の繁栄の神話の実体を冷徹な史眼で描ききる。巨視的な南北アメリカ全史を概観しながら、明暗の本質に迫る画期的試み。
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