『ドードーをめぐる堂々めぐり』著者川端裕人が贈る、スリリングで感動的な「絶滅動物小説」!科学記者の「タマキ」は、ゲノム研究者になった幼馴染「ケイナ」と二十年ぶりに再会した。ステラーカイギュウ、リョコウバト、オオウミガラス、そして、ドードー鳥と孤独鳥……自然豊かな房総半島南部の町で過ごした小学生の頃から、絶滅動物を偏愛してきたふたり。カリフォルニアで最先端のゲノム研究「脱絶滅」に取り組むケイナに触発
かわいい小動物ハニーポッサムは、巨大な睾丸の持ち主。水生哺乳類アマゾンマナティが「森」の中を飛ぶって? ペンギンなのに、森の中で巣作りをする「妖精」。まるでネズミ! 手のひらサイズの巨大な虫。常識を軽く超えてくる生き物たちの「へんてこ」を活写。30年以上にわたり研究者やナチュラリストと共に活動してきた著者が、新しい科学的なトピックをまじえて約50種を楽しく紹介する。200枚超の撮り下ろし写真を掲載
もはや機能を失ったかに思えるPTAだが、父母と学校をむすぶただ一つの公的な機関として、いまなお存在しつづけているという事実は変わらない。それはどういう現状なのか、どう変わってゆかなければならないのか。公教育の一断面を示すノンフィクション。
桜舞う高校の入学式で、瞬は一目惚れをした。その相手、花音はトラウマを抱え引退した元ユース・クライマーだ。今は地学オリンピックを目指す花音に誘われるがまま地学部に入ったのに、ひょんなことから才能を見いだされた瞬はクライミングで五輪を目指すことに!
「正常/異常」に線引きする色覚検査が復活したのはなぜ? この問いを出発点に眼科医、研究者などを取材。先端科学の色覚観に迫った比類なきノンフィクション!
2019年大晦日。西浦博は、武漢で未知のウイルスが流行の兆し、との情報をキャッチする。1月16日には日本で最初の症例が確定。急遽、北海道から東京へ向かうこととなる。のちにクラスター対策班につながる初動であり、6ヵ月にわたる予想もしない日々の始まりだった。…
ブラインドサッカーをテーマにした小説の第二弾「おまえ、ブラサカなめてんだろ」視力が落ちて約1年。高校卒業を半年後に控え、一輝は自らの進路について悩んでいた。ブラインドサッカーは楽しいけれど、将来の仕事には直結しない。視力が落ちてから学び始めたプログラミン…
日本ブラインドサッカー協会推薦目が見えないことは、不自由だけど不幸じゃない!「お日様のように輝け」――そんな名前の由来通り、クラスでも部活でも、中心人物としてい活躍している光瀬一輝(みつせ・いっき)。サッカー部のキャプテンにも指名され、充実した高校生活を送…
主人公は、生徒会を辞めてぽっかりと時間ができてしまった高2の華。目標を見失っていた時に、幼なじみの六花(りっか)と偶然再会し、六花が打ち込む「ブラインドサッカー」に出会う。まるで目隠しなどしていないかのような華麗なドリブルや、競技の迫力にすっかり魅せられ…
【単行本版、文庫本新章、新たな注釈を加えた「全部入り」のアップデート!】 動物園ってなんのためにあるんだろう?多くの読者に読み継がれた作品に注釈を加えた最新の「動物園にできること」。序章 走り回る子どもたち1 アトランタの荒ぶるゴリラ2 風景に浸し込め3…
※『中央公論』2020年7月号特集の電子化です。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除された。経済活動の緩やかな再開に安堵しつつも、第二波の発生に警戒が必要となる。人類の歴史は、感染症との闘いの歴史だった。21世紀に襲来したこの新型コロナは、世界の文明を、そして日本をどう変えるのか?(電子版通巻101号)
恐竜など魅力的な太古の動物たちはいかに生まれ、今の生き物たちとつながっているのか? 脳は日々どのような精密な働きを営んでいるのか? 悠久の昔から、現代の最先端科学まで。そして超マクロの視点から人体のミクロの領域まで。幅広い分野をリードする科学者たちが、そ…
死に至る重症の肺炎を引き起こす謎の感染症が突如東京からほど近い海辺の町に発生。感染拡大により医療だけでなく行政、市民生活がきしみ、崩れかける中、フィールド疫学者たちがエピデミックに立ち向かう。
かつて、いずれの時代にも重宝された能力があった――。”微気候”の研究者・八雲助壱は「雲の倶楽部」なるバーを訪れ、小瓶を預かった。八雲は、雲のアーティスト・かすみ、夢で天候を予知する早樹との運命的な巡り会いから、自分たちが代々受け継いできた”天候を感知”する能力を知…
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