製缶会社の総務部に勤めつつ、余暇にロックバンドで音楽活動をしている茶谷歩くん。ある日、大株主の実業家の秘書が来社した。音楽をやっている社員に会いたいと訪ねてきた、丸山と名乗る秘書はなぜか、黒白の猫を連れている!? 猫缶を開ける時の、“音楽的な響き”について…
秀吉が一夜にして築いたとされる墨俣城。家康は、そこに一夜で天守を造ってみせるという。一夜城伝説に隠された秘密に迫る「幻術の一夜城」。三方を海や川に守られた船上城で、客人が怪死を遂げた。なぜ水のない場所で溺れ死んだのか? 名将・高山右近が解明に乗り出す「さ…
ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘の紙の舟。日ごとに増えていくそれが意味するものとは? 若き茶坊主が謎の解明に乗り出す「紙の舟が運ぶもの」。夜ごと、江戸城大奥で赤子の泣き声がするという。解決を命じられた伊賀組の若者を待ち受ける運命を描く「大奥の幽霊」…
冒険、ミステリー、人間ドラマ、恋愛……。11人の人気女性作家が同じテーマに挑む短編小説集!誰しも、自分だけの隠しごとを心の奥底に秘めているもの――。実力と人気を兼ね備えた11人の女性作家たちがSNS上で語り合い、「隠す」をテーマに挑んだエンターテインメントの傑作!…
田宮宴は中堅出版社の女性編集者。新人ではないものの、編集長や同僚、さらには担当作家の代理でお使いをさせられてばかりの日々だ。こんな仕事ぶりでいいのか、と自問自答するある日、偶然に迷い込んだ袋小路で、人が煙のように消えてしまった?! ――後日、宴は担当する童…
妊婦探偵は暖炉前で事件を回想する!手毬唄通りに妊婦が襲われる、連続見立て事件の調査に乗り出す妊婦探偵・暮林美央。表題作「バルーン・タウンの手毬唄」をはじめ4篇を収録。ますます快調な、妊婦の街の事件簿・バルーン・タウン・シリーズ連作集第3弾。
名探偵は安楽椅子!衛が偶然手に入れた封筒に記された謎のメモから、安楽椅子・アーチーそして鈴木老人との推理合戦が始まった。〈国名シリーズ〉で贈る、衛と口をきく安楽椅子・アーチーの心安らぐ交流と、5つの不思議を描いた連作ミステリ、シリーズ第2弾。
大学を休学し、家電配送のアルバイトなどをしながら、自分を見つめ直している佐多くん。夏の暑い最中、とあるお屋敷のシャンデリアのつけかえにいくと、休憩中に出くわしたのは、一匹の猫とそれに仕える秘書兼運転手だという男だった。アロイシャス・ニャン氏と紹介された品…
二匹の猫の世話を条件に叔母のマンションに引っ越したぼくは、ある雨の夜、部屋で女性の声を聞いた。「わたしは幽霊です」と言う彼女は、自分を殺した人を捜してほしいという。次々と真相が明らかになるなか、ぼくはいつしか、雨の日にしか現れない彼女に恋をしていた。そし…
並び替え/絞り込み
並び替え
ジャンル
作者
出版社
その他