ある日、ディーが大学の恩師を訪ねるとそこには、やむなく別れた美貌の恋人ヒューゴが。彼に冷たくされるが、彼女が10年前に別れを告げた本当の理由はまだ言えず…。
悪い男に騙されたベスはプラハに傷心旅行へ。偶然出逢って通訳を頼んだ知的なアレックスに惹かれて枕を交わすも、彼女は恋に臆病なあまり、愛を否定して帰国するが…。
親友を傷つけた結婚詐欺師を舞踏会で誘惑して鉄槌を下したいケリー。だが鋭い瞳の大富豪ブラフと出逢い、彼の熱く激しいキスにより、実は純真無垢だと暴かれそうに…。
東欧の王族出身の実業家サウルと仕事をするジゼル。尊大な彼に不意に唇を奪われた後、彼の祖国への同行を命じられる――不埒な妃をかわす“道具”にされるとも知らず。
苦学生グレイスに感情の高ぶりを覚え、純潔を捧げさせたギリシア大富豪レオ。その後、連絡をよこさない彼女に会いに行くと、彼女は妊娠して実家を追い出されていて…。
昼はボスと秘書、夜は情熱的な愛人。束縛嫌いなマックスとの関係はそれ以上にはなりえず、クレアが彼を愛しても、心で応えてはもらえない。それなのに妊娠が発覚し…!
伯爵アレハンドロとジェマイマの夫婦関係は流産を機に冷えきり、彼女は泣く泣く家を出た。2年後、二人は再会するが、彼女は流産したはずの子を産み育てていて…。
離婚したからよりを戻したい――傲慢富豪ギオの要求を拒み、追い返したビリー。いまだに愛人扱いだなんて! だが彼女は密かにギオの子を産み育てていて…。
ギリシアの大富豪との結婚式を間近に控えたある日、ザラのもとに、庭園設計の依頼がトスカーナから舞いこんだ。単に両親を喜ばせるためだけの政略結婚の準備から逃れ、さっそくザラはロンドンを発つ。依頼主はイタリアの実業家、ヴィターレ・ロッカンティ。広大な庭のデザインを任されて喜んだが、それ以上に、ザラはゴージャスな彼に心を躍らせた。でも、私は婚約者のある身。あきらめるしかない。彼女の決意をあざ笑うかのように
「王女である君が、どうして政略結婚を避けられると思うんだ?」サミアはサディクの言葉に耳を疑った。思いもよらないことだった。サディクは大国アル・オマールのスルタン。彼女は隣国の王女。確かに二人が結婚すれば、双方の国にとって大きな利益にはなるだろう。でも、こんな求婚の仕方があるだろうか? まるで何かの取引のようだ。彼にとって世継ぎをもうけるための“政略結婚”と愛人との関係は別。美女を選んでは捨てるプレ
「あなたはバレンタインデー特別番組『いきなりデート』のヒロインに選ばれました!」突如見知らぬ場所へ連れてこられたジェイドはキャスターの言葉に呆然とした。社会貢献の使命に燃え、かたくななまでの恋愛観を持つ貧乏学生の私に、全国の視聴者の前で熱いデートをしろというの? しかも、この自堕落でリッチな、二日酔いのプレイボーイと?
二十一歳になったら両親の遺産を相続し、修道女学校から出られる。カタリーナはその日を待ち焦がれていた。ところが両親はとんでもない遺言をのこしていた。後見人の選んだ相手と二カ月以内に結婚しなければ、遺産相続も、女学校から出ることもできないというのだ!誕生日当日、後見人のジェイク・ラミレスがやってきた。ハンサムなジェイクを前に、男性に不慣れなカタリーナは気圧されつつも、なんとか彼を説得し遺言を無効にさせ
「目覚め(サハール)……」彼女はみずからに与えられた名をつぶやき、そのエキゾチックな響きにうっとりした。嵐に巻き込まれ、美しい小島に流れ着いた彼女はすべての記憶を失っていた――自分の名前さえも。救ってくれたのは、島の持ち主シーク・ラシッド。産油国アザールの首長にして、世界有数の大富豪だという。横柄だが自信に満ちたふるまいに、彼女はいつしか魅せられていた。記憶が戻らなくてもいい。彼のそばにいたい。で
不動産業界で働くキャリーは、地区の再開発を考え直してもらうため、業者の会長を訪ねた。だが現れた人物を見て、キャリーは恐怖と驚きにあえいだ。夫のニックが会長ですって?業者を買収したというの?挙式直後、夫の浮気現場を目撃し、屋敷を飛び出して一年。職を転々と変えながら行方をくらましたつもりだったけれど、夫の用意周到な罠に、ついに捕らわれてしまった。屋敷に戻って彼の跡継ぎを産めとニックは言う。素直に従えば
アラナは病院の待合室で、ラウル・マルシンが現れるのを待っていた。ラウルはスペインの侯爵で、二年前、アラナと彼は結婚を約束していた。しかし式を控えたある日、アラナは知ってしまった。ラウルは彼女を愛しているわけではなく、ただ跡継ぎを産むバージンの花嫁が欲しいだけなのだと。二度と会うまい――そう誓って彼のもとを去ったのに、また顔を合わせる日が来るなんて。しかもこれから彼に、残酷な知らせを告げなければいけ
足首の捻挫に始まり、パンク、そして解雇通告。ティナの“十三日の金曜日”はそれで終わらなかった。駐車場でポルシェにぶつけてしまい、そのあげく愛車が大破したのだ。しかも、ゆえあって、この週末は帰る家もない。ティナにとっての救いは、ポルシェの持ち主の優しさだった。事情を聞いて彼女に同情した彼は驚くべき提案をした。「どうせなら、僕の家に来ないか?今夜だけでも」ティナは彼の魅力に抗しきれず、一夜をともにする
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