忘れられていた狐神は迷い込んだ幼児の願いを受諾した。三十路となった男の元に現たのは、美少女と見まがう真っ白なショタ狐。「オレは嫁だから、スケベしたっていいんだぜ?」神様、男じゃん…? と困惑している内にショタはロリ巨乳な狐耳娘に変わって誘う。触れた感触は…
「繋がりましょう、魔力(うんめい)の糸で……──」おとなびた声と口調でツタバに囁き、跪いた。その契約はまるで……魔女である彼女がツタバへと「服従」を誓ったかのように見えるが……。「末永く、死が私たちが別(わか)つまで──……」こちらへと魔女が唇を落とす。だがオレへの…
この高鳴る鼓動はときめきなんて甘いものではない。なぜなら「逃がすかぁあぁッ! この、下着泥棒がぁあぁッ!」握った拳に憤怒を乗せ、叫んだ勢いのままに突き出したそれは、美青年のみぞおちに見事キレイに決まる!前のめりにお腹を押さえてうずくまる彼だったが、その細…
アルハンブラ宮殿の『月の館』には魔女サイーダにまつわる秘密の物語があった。月を愛でるために造営された『月の館』は、いつしか美女が集まるハーレムに変貌した。魔女サイーダは美女らに禁断の媚薬を調合して性の調教を施す秘術を操った。媚薬を処方されてセックスをする…
合掌造りの集落は深い雪に埋もれていた。豪雪地帯の村は平家の落人の里であった。毎年正月に村で一番美しい生娘を蛇神様に生贄として捧げる習わしだった。蛇神様は頭は蛇、胴体は人間の姿をした淫魔王だった。生贄の生娘が淫魔王の性欲を満足させないと村には恐ろしい祟りが…
「彼女と出会ったのも、きっと偶然ではない。目に見えない大きな力によって引き合わされたのだ」。親友の太郎に誘われて行ったスナックで、美しく聡明なホステスの絵里と意気投合した道也。ふたりの仲は急速に深まるが、老舗料亭の若旦那の瀬見のアプローチや、道也の元恋人…
目を瞬(しばたた)かせて見るものの、気の所為にしておきたかった彼の肌色の割合がマックス一〇から減ることなど一ミリもなかった。それどころか……大事なトコロを隠すことなく堂々とわたしの視界へとさらしている。……もしかして松本くんは、変態さんなのかしら?「もしかし…
宝珠を盗んで逃げた天邪鬼を追いかけろ! 北国から京都へ引っ越して周りに馴染めないヤコは学校行事で訪れた東寺で神狐の千早夜と出会い、天邪鬼を捕まえる鬼ごっこに巻き込まれて京の町を駆けまわる。
■見習い奉公に上がった家老屋敷で、嫡男・静馬に見初められ、禁断の恋に落ちた下級武士の娘・環。人目を憚る逢瀬を重ねた挙げ句、身籠もってしまう。静馬には高貴の家から娶った妻がいた。十月十日が経ったとき、環の産所に踏み込んできた静馬の妻は、生まれた子だけを奪っていった……それから三年。不義の子を産み、捨てられた“わけあり娘”と蔑まされながら、兄とのつましい日々を送っていた環の前に、藩主側近として辣腕を振
私を求めてほしい。体の隅々まで、この身の奥底まで■女だてらに剣を携え、王妃の護衛士を勤めているフレアは、優美なルヴァ王太子に心酔している。そんなフレアの前に、だらしない格好をした男が現れ、有無を言わさずキスをした挙げ句、お前を嫁にすると言い残して立ち去っていった。あの男は、誰? 怒りと戸惑いを抱きながら、戦場から一時帰城した第二王子を迎えるために広間に向かったフレアは、そこにさっきの男がいることに
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