瓜から生まれた美しい少女・瓜子姫はおじいさんおばあさんに大事に大事に育てられ、外の世界を知らない。お殿様に輿入れする自分の婚礼衣装の布をひたすら織り続ける日々。ある日瓜子姫の元を怪しい男が訪れる。好奇心に負け、おじいさんの言いつけを破って戸を開けてしまう瓜子姫。その男の正体は人喰い妖怪・アマンジャクだった。人の言うことと真逆のことをしたがる天邪鬼な性格のアマンジャクは、瓜子姫を食べようとするのだが
日照り続きの村で生きるのに苦しむおサヨの前に現れたのは一匹の蛇。蛇は「私を婿にしてくれるなら雨を降らせてやろう」と言う。その夜、おサヨのもとに「婿」を名乗る謎の男がやってきて、約束の雨が降るのだが…。日本民話「蛇婿入り」を元に描く、村娘と蛇の異類婚姻譚ラブストーリー。
貧しい旅芸人の少女・つばめは、巡行先のある村で足の不自由な大地主の娘・福子から“秘密の頼みごと”をされる。最初は嫌々だったつばめだが、やがて福子の志に感化され、福子の手足として働くことに喜びを感じるように。やがて冬になり、つばめ達は村を去ることになるのだが…。持てる者、持たざる者。羨望と崇拝。愛とは、慈悲とは、友情とは。オスカー・ワイルドの「幸福の王子」を下敷きに描く、少女達の愛と献身と悲劇の物語
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