溺愛する弟リシェルが黄金のオメガとして目覚め、ついにカミール王国の正式な王太子となったセイン。王太子=次期国王と確定したこともあり、セインは王立アカデミーで閨を共にしていた旧友アルヴィスへの恋心を忘れようとしていた。アルヴィスもマスタニア王国の第一王子のうえアルファであるため、いずれ王太子となることが確実視されている。二人の結婚はとても望めないからだ。けれど、そのアルヴィスからマスタニア王国の建国
自分はα(アルファ)だと信じて生きてきたのに、本当はΩ(オメガ)だと発覚した伯爵家の息子・フィディ。従者のフレッドと共に僻地の屋敷に追放され、ふたりきりの軟禁生活が始まる。失意に暮れるフィディだったが、献身的に支えてくれるフレッドの存在に救われ、「主従の垣根を超えて同じベッドで眠ろう」と提案。しかしその意味を履き違えたフレッドに、熱烈に求められて……!? わんこ従者と鈍感主の性教育ライフが幕を開け
10歳のときに秋津家にやってきたひとつ年上の敬史郎のことが、大人になって今でも好きで仕方がない充哉。敬史郎しかいらないし、敬史郎にも自分だけを見てほしい。けれど彼は底なしに甘やかしてはくれても、けして充哉一人のものにはなってくれなくて……? 優しくされるのは嬉しいけど、弟扱いは悔しい。義兄弟同士のクロッシング・ラブ。
生まれつきのみにくい痣のせいで不遇に育ったエミル。高熱で死にかけていたところを人質先に向かう途中の帝国の皇子ルドウィクに救われる。死にたがるエミルに、ルドウィクは彼の愛猫の世話係を任せるが……? ドラマティック主従ロマンス!!
カミール王国の第三王子リシェルと、デートリッヒ公爵家の遠縁にして後継となったクライヴは、王立アカデミーで出会い、親友として六年間を過ごしてきた。卒業後も王族と側近護衛として一緒にいられるよう、互いに努力する予定だった。ところがリシェルがオメガとして目覚めてしまったため、国内貴族のアルファのなかから、つがいを迎えなければならなくなり……? オール書き下ろしでお届けする、オメガバース・ファンタジー!!
ソルグランツの妾腹(しょうふく)の第一王子・ヴォルフレクスの後宮に囲われたアリーシェ。日々精を注がれ続け心をすり減らすものの、アリーシェの些細な行動に一喜一憂する彼を憎みきれなくなっていく。一方でヴォルフの元には祖国奪還(だっかん)の旗印となってほしいとの要請が後を絶たなかった。自身を冷遇した王家を恨む彼は相手にせずにいたが、アリーシェに至上の位――王妃の座を与えたいとの想いから挙兵を決意する。だ
隣国の侵略で戦乱の続くソルグランツ王国。神殿の神官・アリーシェは、ある日瀕死の重傷を負った男を拾う。頑強な肉体に紫色の瞳――男は《鮮血(プルート)》の異名を持つ傭兵(ようへい)だった。アリーシェの献身的な看病で一命を取り止めた彼・ヴォルフは、熱心に愛を迫るようになる。そして隣国の襲撃の際、神殿の人々の命と引き換えにアリーシェを城へと連れ去った。実は王国の第一王子だった彼は、アリーシェを「我が后」と
いつも飄々としている同期の入江が同じ恋愛育成ゲームをプレイしていると知った颯斗。しかも彼の攻略キャラは男性アイドルのタケルだった。驚く颯斗だが、まめにタケルを構う入江を見て、密かにタケルを羨ましく思う。昔から何事も人並み以上にできたせいで、颯斗は人に頼るのが苦手だった。けれどミスをした同僚の尻拭いで疲れきっていたところを入江に優しくいたわられて……? 会社員同士のオフィス外ロマンス。
30代働き盛りでバツイチの涼太は、仕事と家事の両立――とりわけ愛娘・美空の日々の食事に悩んでいた。そんなとき、会社近くの小料理屋で働く学生時代の後輩・穂積と再会する。穂積の作る総菜はどれも極上の味で、涼太はすっかり店の常連に。さらに試作と称して渡されるおかず…
【イラスト付き】銀ぎつねの半獣・蘇芳凛一はアルファなのにも拘らず、勉強もスポーツも結果が奮わない「落ちこぼれ」だった。さらに厳格な家で育ったことで、無表情で口数も少なく、友人もできないまま大人になってしまった。そんなある日、兄が病気であることを知る。弟の…
【イラスト付き】親を亡くし、一人ぼっちで途方に暮れていた玉緒を拾ったのは、風変わりな作家・秋月壮慈。 壮慈のもとで暮らし始めた玉緒は、主人である壮慈を敬愛し一途に想いを寄せていた。 しかし、いつしか壮慈への尊敬の念は恋情に変わっていった――。 そんな玉緒に、…
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