学問を志してからの道程、恩師・同僚・生徒たちとの交流や大学の思い出、そして自らの学問にたいする真摯な思い――日本を代表する「知の巨人」23人が残した、学問の総決算ともいえる最終講義を精選。令和新時代に語り継ぎたい名講義、感動の一大アンソロジー。【掲載順】鈴木…
私たちの文化生活のなかで最も重要な地位を占めている文学、これを狭い文壇意識から解放して、正しく社会に結びつけることほど大切な問題はないであろう。なぜ文学は人生に必要か。すぐれた文学とはどういうものか。何をどう読めばいいか。清新な文学理論と鋭い社会的洞察力…
かりものの史観を排し、欧米史学に挑戦する、日本人のための世界史像を構築。京大・今西グループによる名著中の名著、第1巻「人類の誕生」、鯖田豊之による第9巻「ヨーロッパ中世」など、全24巻。※本コンテンツはファイルサイズが大きいため、Wi‐Fiネットワークでのダウ…
二本足で立った裸のサル! 人類誕生の秘密から社会を形成し、文明を築くにいたる足跡を、大胆な仮説と明晰な論理、そして独自の研究方法で解明してゆく。京都大学・今西グループが放った名著中の名著。
ローマ帝国はなぜ滅びたのか? 神の国の実現をめぐる帝国とキリスト教。その抗争と共存の中に、それぞれの本質形成を捉えたローマ帝国興亡の叙事詩。かつてない壮大なスケールで描いた歴史叙述の傑作。
クリミア戦争の敗北、農奴解放令の中で醸成された農民、労働者たちの不満は、ツァーリズムの激しい弾圧によってついに爆発した。人民はツァーを殺し、ここに世界最初の社会主義国家が建設される。
「わたしはかつて例のなかった、そして今後も模倣する者はないと思う、仕事をくわだてる。自分と同じ人間仲間に、ひとりの人間をその自然のままの真実において見せてやりたい。そして、その人間というのは、わたしである」…こんな書き出しで始まる「告白」は、無数の「自叙伝」のうちで最も傑出した作品といわれる。主権在民や平等思想など近代社会思想の先駆者であり、フランス革命の父であるルソーのこの作品は、近代小説の先駆
文明を創った人類は突如その歩みを早めた。シュメールに、エジプトに、古代国家が生まれ文化を築き、やがて大帝国の出現をみる。幾多の民族と文化がオリエントにくりひろげる砂と黄金のドラマ。
マホメットの教えを奉ずるイスラムの民は、東へ西へとジハード(聖戦)の旅をつづけ、大サラセン文化圏の成立をみる。世界史の重要な鍵をにぎるイスラム文明圏の苦闘と栄光を描いた第一級の概説書。
ユーラシア大陸を怒濤のごとき騎兵で席捲し、モンゴルの嵐をまき起こしたチンギス・ハーンの、史上最大の世界帝国形成にいたる雄大な歴史絵巻。東西文化の融合ぶりをみごとなタッチで描ききる。
中世は暗黒時代であったのか、あるいはむしろ人間的な、あまりに人間的な時代であったのか。中世の複雑な時代相と埋もれた人間像に新しい史眼をもって迫り、新しい中世ヨーロッパ像を発見する。
かつては、巨大な栄光に彩られた東方の二大専制国家、オスマン=トルコとムガールを中心に描く成立から解体の歴史。その植民地化と民族運動の嵐の中に、今なお続く苦悩と矛盾がひそむ。
北京原人の発見と原中国人の発生・分布より説き起こし、黄河文明の時代から名君勇将が覇をきそう王道・覇道の治世をへて、漢民族による初めての世界帝国、秦・漢に至る、治乱興亡の古代中国史!
新大陸発見に続く、先住民インディオへの収奪と駆逐のうえに築かれた、永遠の繁栄の神話の実体を冷徹な史眼で描ききる。巨視的な南北アメリカ全史を概観しながら、明暗の本質に迫る画期的試み。
バスチーユを襲撃した民衆の怒りは、流血と栄光のうちに燃え広がり、やがてナポレオンの独裁政治へ移ってゆく。今日なお多くを論じられる革命の日々と血塗られた十八世紀の本質を見抜く人間史の決定版。
砂漠と「さまよえる湖」の中央アジアで、東西交流の道シルクロードをめぐりながら、砂漠に消えたオアシス国家をさぐり、その抗争・興亡の歴史に迫る。世界史の空白を初めて埋めた西域の画期的通史。
複雑な国際政治にもてあそばれる東南アジア諸国の問題点。その解放と独立の苦闘を古代王朝から歴史的に解きおこす。ヴァスコ・ダ・ガマ、マルコ・ポーロから、経済援助問題と日本の役割まで言及する。
自由な人間精神の復興をめざしたルネサンスと宗教改革の気運は、全ヨーロッパを覆い、善・悪・美・醜と赤裸々な人間の諸相が生々しく展開され、ここにヨーロッパのダイナミックな躍動が始まる。
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