とびきりセクシーでハンサムな顧客ブランドンに誘われたデートで、ペイジは“ベッドだけの関係”を承諾した。結婚はもちろん、真剣な交際はお断り――ブランドンのそんなスタンスが、恋愛恐怖症のペイジには好都合に思えたからだ。実際、2人の相性は最高だった。そして、体を重ねるたび、ペイジはもっと彼が欲しくなった。これはただの情熱? それともまさか……私、彼に恋してしまったの? だがブランドンは、じつはある目的の
高級住宅地に立つエミリオの贅沢な家を見て、イザベルは気を引きしめた。今日からここで、家政婦としての生活が始まる。彼の助けがなければどうなっていたことか……。エミリオのそばにいられるなんて、まるで夢のようだわ!けれど、お嬢さま育ちで料理一つしたことのないイザベルに家事ができるはずもなく、まごついてばかり。それでもエミリオの声を聞くたび、彼が優しい恋人だったころを思い出し、甘い夢想にひたってしまう。イ
ジェーンは潜入調査のため、大企業の臨時秘書としてセクシーなブロンド美女を演じることになった。任務は、黒幕らしき人物である会社役員ジョーダンと親密になること。ところが、役員といっても彼はお腹の突き出た中年男などではなかった。若くして成功し、誰もがうらやむゴージャスな生活を送る、悪名高きプレイボーイだったのだ! どうしよう? 彼を虜にするなんて、とうてい無理だわ。実際は地味で堅物のジェーンは、オフィス
パーティの夜、王女アンは沈んでいた。父の容態が思わしくないのだ。彼女を優しくダンスに誘ったのは、首相の息子サム・ボールドウィン。今日もすばらしくハンサムだ。踊るうち涙ぐんでしまったアンは心の支えがほしくて、部屋まで送ってくれた彼と一夜を共にした。三カ月後、アンは妊娠の事実をサムに告げられず悩んでいた。サムが責任を感じてアンと結婚し、王室の一員になれば法律によって、彼の政治家になる夢は絶たれてしまう
アイビーは従妹の結婚式に出席するため訪れたメキシコで、本の出版以来初めてとなる休暇をのんびり楽しむつもりだった。苦い体験をもとに書いた女性向け離婚指南書はミリオンセラーになり、多忙な日々が続いていたのだ。結婚式までのあいだ宿泊するヴィラの前にリムジンが着いて、後部座席から長身の男性が降り立った。まさか、彼のわけがない。だが、誘うようなブルーの目は間違いなく、10年前に離婚した億万長者の元夫ディロン
モーガンアイルの王女メリッサは、国同士の親交をはかるべく、隣国トーマスアイルへと向かった。王女といえど亡き国王の隠し子であったため、周囲の目は冷たく、メリッサはいつも孤独を感じていた。今回の訪問は、そんな彼女に任された初めての公務だ。不安を覚えつつ隣国の飛行場に降り立つと、温かく迎えてくれたのは次期国王のクリス王子だった。しかも二週間の滞在中、彼がメリッサの相手をしてくれるという。魅力的で親しみや
テスは数カ月前、リゾートホテルで出会ったベンと一夜だけのすばらしい時を過ごした。謎めいたハンサムな男性ベンは、いっときの情事を求めているだけだと彼女にはっきりと告げた。そこでテスは、翌朝、そっと彼の前から姿を消したのだ。だが思いがけず妊娠してしまったことを知り、著名な映画プロデューサーだというベンの豪壮な屋敷を訪ねたテスは冷酷な言葉を浴びせられて愕然となる――本当に僕の子か、と。なんですって?彼の
ひどい頭痛と闘いながら、メロディは病室のベッドに横たわっていた。記憶喪失だと診断をくだされたのは、二日前。交通事故に遭い、しばらく死の淵をさまよっていたらしいが、事故のこともそれ以前のことも、何も覚えていない。そんなメロディのもとに、アッシャーと名乗る男性が面会に現れた。俳優かモデルかと見間違えるほど端整な容姿で、あろうことか彼女の婚約者だという。冗談でしょう? 私はこの人と結婚を約束していたの?
リジーはモーガンアイル国王妃に仕えている。普段はひっつめ髪に眼鏡をかけ、地味なスーツに身を包んでいるが、今夜はコンタクトレンズを入れて金色のドレスをまとい、ブロンドの髪を下ろして宮殿に足を踏み入れた。なんといっても今宵は、建国五百年を祝してパーティが開かれるのだ。あまりの変身ぶりに、リジーの正体に気づく者は誰一人いない。そんな彼女をダンスに誘ったのは、国王の弟イーサン王子だった。イーサンも他の者同
モーガンアイルの王女ソフィーの姿を久々に目にしてアレックスは内心でほくそ笑んだ。相変わらず凛として美しいが、彼女が気まぐれな裏切り者だということは十年前にわかっている。ソフィーの兄と交友関係があったため、かつてアレックスはモーガンアイルに休暇で遊びに来た。そのときソフィーと親密な仲になり、結婚の約束までしたのだ。だがソフィーは、いざとなるとアレックスをあっさり捨てた。ビジネスでこの国を再び訪れるこ
ニタは人生最大の危機に陥っていた。父とともに経営する牧場がさまざまないやがらせや脅迫を受け、ついには父までが怪我を負わされたのだ。トラブルの噂はすでに町中に広まり、信用を失った牧場は経営難に陥ってしまった。もう私一人の手には負えない。彼女は〈テキサス・キャトルマンズ・クラブ〉に牧場の監視を依頼し、コナーという男性がニタの家に住み込むことになった。男らしくて屈強なコナーは、何かとニタの力になってくれ
★恋愛に縁のなかった科学者が、セクシーな王子様に恋をした?幼い頃から天才と呼ばれ、今や科学者となったオリビアは、トーマスアイルという国から仕事の依頼を受けた。その小国では謎の疾病が農作物を襲っているらしく、植物遺伝学の第一人者であるオリビアに原因を究明してほしいという。トーマスアイルに向かったオリビアを迎えたのは、王子アーロン。初めて見る本物の王族、その風格とまばゆい笑みに、異性に関心などなかった
八年前にモーガンアイル国の王子フィリップと婚約して以来、ハンナは彼の妻になるべく花嫁修業にいそしんできた。週末に友人と遊びにも行かず、数々のレッスンをただ受ける日々。でも、ハンナは少しもつらくはなかった。定められた縁談とはいえ、ひと目会った瞬間フィリップに恋をし、彼の隣にいられる日を待ち焦がれてきたからだ。そして、ついにモーガンアイルに移り住む日が訪れた。不安を感じていたハンナも、国民の温かい歓迎
キャリーは出張で訪れた街で、イタリア系の黒髪の男性ロンにひと目で惹かれ、情熱の一夜を過ごした。だが翌朝、彼は姿を消していた――電話番号さえ残さずに。2日後、仕事先のオフィスの会議室に入ってきた人物を見て、キャリーは心臓が止まりそうになる。黒髪に黒い瞳、セク…
どんなに愛されても、いつかは終わる関係。だってあなたは、伝統ある異国の王子――生まれてまもなく養子に出されたアリエラは、実の父が合衆国大統領と報道されて以来、マスコミに追われる日々を送っていた。そんなとき、パーティーで英国のサイモン王子に見初められる。氷の…
ホワイトハウスで広報を担当するカーラは、身を引き裂かれるような思いで恋人マックスと別れる決意をした――それは、妊娠に気づいたから。独身を謳歌するハンサムなテレビリポーターの彼は、結婚恐怖症のうえ大の子供嫌い。もし妊娠を知らせたら卒倒しかねない。だから絶対隠…
姉の死から3年経ったある日、ケイティは義兄アダムに突然呼び出され、思いもよらない告白を受けた――亡き姉の凍結卵子による代理出産を計画している、と。ならば自分がと、ケイティは代理母に名乗りをあげた。身の危険を冒してでもアダムの力になりたい特別な理由――それは、初恋の相手だった彼を、いまも人知れず想い続けているから。ところが受精卵を移植したまさにその晩、ケイティとアダムの間に起こった、一夜のあやまち…
伝えなきゃ――彼が結婚してしまう前に。新しい命が芽生えたことを。ルーシーは飛行機を乗り継ぎ、ようやくカロゼッリ邸にたどり着いた。ここでは今、愛しいトニーの婚約パーティが開かれている。妊娠に気づいて身分違いの恋を半ば諦め、黙って帰郷したルーシーを彼は追いかけ…
なんてこと! まさか……彼なの?アナはパーティで、かつての恋人ネイサンに再会した。広い肩、セクシーな口元、引きしまった腰。ネイサンが幹部を務める会社は、父の会社とライバル同士だったから、二人の関係は秘密にせざるをえなかった。それでも、彼に愛されていると信じ…
スイートルームのドアが開いたとき、私は恋に落ちたの。報われない恋に……。ルーシーは、探偵ヘイデンの滞在するスイートルームに来ていた。継父がオーナーを務める会社が起こした事件の聴取を受けるためだが、ドアが開いた瞬間、出迎えたヘイデンに一目で心奪われた――。陰の…
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