伯爵令嬢のエルナに婚約者ができたのは、彼女が16歳の時だった。相手はエルナより4つ年上の伯爵令息、オスカー。この婚姻は両家の繁栄のためのもので、ふたりはまだ顔を合わせたこともなかった。恋愛結婚を夢見ていたエルナは、それをすこし残念に思う。とはいえ結婚自体は2年後であり、それまでの間は婚約期間だ。この2年の間にオスカーと恋愛をすれば、ふたりの結婚は恋愛結婚ということになるはず。そう思い直したエルナは
魔法学校で憧れていた先輩の天才魔道士、カールハインツが変貌して世界を滅ぽすのを見た後、時間が戻ったことに気づいたリーゼル。今度こそ悔いのないようにとカールハインツの元を訪れた彼女は元の美しい彼に会えた感激で思わず告白してしまう。「離れがたく思ってくれているのなら結婚しよう」すぐさまリーゼルに求婚し溺愛し始めるカールハインツ。驚きつつ幸せな彼女だが彼が闇落ちした理由は不明なままその時が近づき!?※イ
パウラは胸躍らせながら夜会の準備をしていた。今夜、幼馴染みのヴィリバルトが3年ぶりに帰国するのだ。立派な青年に成長したヴィリバルトが「可愛い」と言ってくれることをパウラは期待していた。というのもバウラは幼い頃、ヴィリバルトから「こんな可愛くないやつ、好きになるものか!」と言われた経験があるのだ。それ以来、バウラは自分磨きに励んできた。すべてはヴィリバルトに「可愛い」と言ってもらうため。しかし再会し
甥が拾ってきた(自称)神様が恋人候補!?姉妹二人で支え合って生きてきた椎奈は、姉を十七歳のときに亡くしてしまう。それ以来、姉が残した子供の翔流を育てながら働き、十五歳まで立派に育て上げた。中学三年生になった翔流の進路で悩んでいるある日、彼が自称神様(椎奈の恋人候補!?)を拾ってきて、同居生活をすることに――!? 序章ある少年の願い第一章とある男性の願い第二章とある女性の願い第三章終章「第2回お仕事
逃がすものか。お前は今から、抱かれるんだ憧れの公爵様は、前世の推しキャラ激似でときめいて!?侯爵令嬢ナディアは過去の推しに激似の美貌の公爵、ライナルトを目にして前世を思い出し、彼を今世の推しとして観察し楽しんでいた。ある日街で変装していたライナルトを見つけた彼女は、面白がった彼に諜報活動に協力させられ求婚されてしまう。「煽るな。手加減してやれなくなる」からかいつつ溺愛してくるライナルトに翻弄される
赤い髪に緑の目という容姿のせいで、幼いころから魔女として忌み嫌われ、すっかり人間嫌いになってしまった男爵令嬢のマーヤ。幼いころから培ってきた薬や医学の知識を生かし、戦場で救護班として働いたあと、人里離れた山奥の小屋で人間を避けるようにして暮らしていた。そんなマーヤの元へ、珍客が訪れるようになった。彼の名はオリヴァー。騎士であるオリヴァーは戦場でマーヤに命を救われ、それ以来マーヤに恋をしているのだと
ユストゥスは悩んでいた。そろそろ結婚をと周囲にうるさく言われたから仕方なく娶った妻・メルツェーデスが良妻すぎるのだ。愛のない形ばかりの結婚であり、今後子どもを持つつもりもないと結婚を申し込む際に伝えたはずなのに、メルツェーデスは求められた以上の「妻の働き」をしようとする。第三王子であるユストゥスは結婚を機に公爵の位を賜った。つまりメルツェーデスは公爵の妻であり、彼女の善行はユストゥスの仕事にも良い
子爵令嬢のリタと従妹のレオノーラ、そして騎士のディルクは幼馴染み。リタはディルクに想いを寄せていたが、ディルクが可愛くて社交界の人気者であるレオノーラに想いを寄せていることを知っていた。そんなある日、レオノーラは次期伯爵・ベルントとの婚約を発表する。ベルントと寄り添い幸せそうに微笑むレオノーラの姿を見つめながら、ディルクが小さく「いいな」と漏らすのをリタは耳にしてしまう。レオノーラとの婚約を羨むデ
あなたには相棒と呼べる存在がいますか?様々なかたちの「相棒」を描いた14編のアンソロジーです。ライト文芸の世界で活躍する作家達が紡いだ「泣ける話」で、心休まる時間を過ごしてみませんか。【収録作品】『死が別つもの』/朝比奈歩三十路で彼女に振られた有馬は、幼馴染の英二が女なら結婚できるのにと考えるが……『タピオカとジップライン』/杉背よい町の図書館で亡き妻の読書履歴をたどる男性。裏表なく素直な彼と顔を
新たな一歩を踏み出す場所 神社にまつわる14編のアンソロジー初詣や七五三などの節目に、そして願い事をしたり大きな決断をしたりするときに、人々は神社を訪れます。街の喧騒を離れ、穏やかなひとときを過ごすために神社に足を運ぶ人もいるでしょう。本書はそうした「神社」を舞台にした、14編の泣ける物語を収録しています。ライト文芸の世界で活躍する14人の著者が紡ぐ14編の物語を読み、心休まるひとときを過ごしませ
借金まみれのミレッカー男爵家の長女であるエーファは、まだ10歳の弟・アルノを貴族学校へ通わせるため、病気で寝込んでいる父に代わり、少ない使用人と共に何とか家を切り盛りしていた。そんなエーファに縁談が決まった。相手はエーファより16歳年上のハイデマン伯爵。たとえどんな相手であろうと、自分が嫁ぐことで経済的な援助が得られるのなら、とエーファは覚悟を決めるが、顔合わせの日に屋敷に訪れたのは、伯爵の従者・
あなたに寄り添い癒してくれる 犬にまつわる12編のアンソロジー家族の一員となったり、友人となったり、私たちの生活に様々な形で関わっている犬。本書はそんな犬たちにまつわる泣ける話を12編収録した短編集です。犬を飼っている人もそうでない人も、ライト文芸の世界で活躍する12人の著者が紡ぐ12種類の物語に触れ、心休まるひと時を過ごしませんか。【一部あらすじ】『記念写真』/沖田結婚前に実家に帰ったみちるは、
秘密のお仕事をする旦那様×初恋の君改め最愛の妻電撃求婚してきたのは噂のミステリアス美男子!? 嫁き遅れ令嬢から一転、溺愛新妻にジョブチェン完了「お姫様を攫うのだから、やっぱり派手に行かなくちゃね」伯爵令嬢アンネリーゼは死者が見える力を持つため変人扱いされ嫁き遅れていたが、 夜会で出会った美しい侯爵ヘンリックに突然、求婚される。 彼は王家の命で迷える魂を浄化する役目を負った家の当主だった。 「そんな
将棋を楽しむ人は毎年増え続け、今や指す人だけでなく、 観て楽しむ人(=観る将)や描いて楽しむ人(=描く将)など、 様々な楽しみ方をするファンも増えています。 本書は、様々な形で将棋に関わる人たちを描いた、12編のアンソロジーです。 12編のうち以下の2編は、マイナビ出版主宰の短編小説コンテストの優秀賞となった作品です。 『負ける準備は出来ていた』萩鵜アキ 『天地自然』井上尚樹 将棋に興味
私たちに元気をくれる存在「アイドル」誰もが一度はアイドルに夢中になってことがあるのではないでしょうか。本書では、テレビに出るような華やかなアイドルだけでなく、「誰かにとってのアイドル」の物語を12編収録しています。【一部あらすじ】『同担拒否を拒否する風景』/一色美雨季ファン同士の『同担拒否』に苦しむA。飼い猫に愚痴っていたその時、インターホンが鳴る。『星は手の中で輝いて』/猫屋ちゃきかつて推しだっ
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