【人見知り女子、毬花(まりか)の多忙な日々が始まる!】大学生の柿本毬花は、同じ大学に合格した弟の慈雨(じう)が大学寮に入ることが不満。弟は毬花のお守り的存在だったから…。そんな憂鬱な新学期に「アラビア語の坂本先生は毬花ばかりを見て授業をする」と言われた毬花は…。…
【マイペースな毬花と短気な政親(まさちか)、2人の恋はミステリー?】弟の慈雨と同じ大学寮生の検見川政親は、開業医の父からすぐ帰れと電報を受け取る。彼に思いを寄せる毬花は、政親に会いたい一心で寮を探し回り、それがいつしか寮生を巻き込んでの大騒ぎになってしまうが…
【政親の元・婚約者に振り回される政親と毬花!】毬花は、愛する政親が元・婚約者の主子(しゅうこ)とキスする場面を目撃し、ショックを受ける。さらに政親に未練のある主子は、彼と毬花に挑発的態度を取り、交通事故を引き起こすが…。雑誌「ぶ~け」時代の名作カレッジライフロマ…
【あの少年は私 今もあの青い日向で世界の果てを見ている】浅葱中・名物トリオの一人、狩野都。小説を書き、いつも不思議な雰囲気を漂わせる狩野は周囲から浮いてはいるものの、管埜と小林と3人で学校生活を楽しんでいた。しかし時は受験シーズン。否応なしに現実を突きつ…
螢(ほたる)の母の名は螢といい、ミナトの父の名はミナトという…。髪を切った螢は一躍有名モデルになる。その外見はミナトにそっくりで、不思議なことに性格さえミナトに似てくるようだった。螢は下田に愛を告げ、ミナトのいない世界へ歩き始めようとしていた。ミナトは螢…
冬の朝、いつものように出かけたきり帰らなかった父。それから、踏切で父を待つことが幼い栗太の日課となった…「犬」。など、清冽な世界を美しい筆致で描いた傑作短編7本を収録。
教師・妙子は不幸の影が漂う女だった。彼女の生徒・笹子(ささご)は、妙子に近づき穏やかな時間をもたらす。だが、彼は大きな秘密を抱えていた…「潤む炎」ほか。吉野朔実の魅力の粋を集めた物語の最終巻。
【狩野は 夢を小説のなかにとじこめる】狩野は陸に告白しても「女の子だと思えない」と言われ、ショックを受ける。さらに作家デビューを果たした狩野のもとに、真っ赤な封筒に入った脅迫状が届いた。そんなある日のこと、脅迫状の差出人がハサミを持って狩野に襲い掛かり、…
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