学歴、仕事、年収……資本主義社会で「うまく生きる」ことができないニートの主人公・杏果。ふとしたことで始めたボルダリングジムのバイトで、この世界に蔓延する価値観が虚構で成り立っていることを実感する。それを疑いながらもバランスを取ることが大切だということに気づき、社会の中で働く意欲が湧き上がっていく――。2017年に刊行した同名単行本の文庫化。人類学史の本として異例のヒットを遂げた『サピエンス全史』を
ビジネス、スポーツ、芸術、学問……「才能がないから」と諦めている人へ。世界的ベストセラー『失敗の科学』『多様性の科学』著者による、科学的な能力の伸ばし方。『非才!』を改題復刊。
『エコノミスト』誌ブック・オブ・ザ・イヤー受賞楠木建氏(一橋ビジネススクール教授)、山口周氏(独立研究者)推薦すべては「オープン」対「クローズド」の戦いだ――。1万年の人類史が示す、文明・経済・ビジネスの本質と未来!「オープンな交易、クローズドな部族化、いずれも人間の本性の発露。どちらに傾くかで体制は決まる」――楠木建(一橋ビジネススクール教授) 「『閉じる』ことを求める人が増えている今、本書が『
本の山がそびえ、情報の海があふれる社会――。何かを知り、学ぶための方法は多様化し、SNSなどの登場によって議論を行う空間自体も揺れ動きつつある。読書をめぐる環境が様変わりしつつある中、教養の置かれた現在地を見る(『中央公論』2022年4月号特集の電子化)
天下無双の「知のジェネラリスト」が見た、日本経済の20年とこれから。 リーマンショック、ユーロ危機、アベノミクス、消費増税から、コロナ禍の経済状況まで。この20年間(2000-2020)の論説をまとめた、待望の経済論集!ノーベル賞経済学者ポール・クルーグマンの著作をはじめとして、ピケティ『21世紀の資本』、ケインズ『一般理論』などの翻訳や、社会・経済・文化全般への鋭利な批評眼で知られる著者による
無気力、集中力不足、不安感、うつ…原因は“ポルノの見すぎ”かも? インターネットポルノ視聴が脳と体に及ぼす影響を解き明かす。ステイホームでインターネット時間が増える今こそ読みたい、脳と中毒の関係。「ポルノ断ちがぼくの必要としていた抗うつ剤だった。9ヶ月前のぼくは、25歳の大学中退者で、仕事も大嫌いでうつだった。ポルノをやめて数ヶ月後、スーパーパワーが手に入った。(略)まだ下り坂はあるけれど、何をす
支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた小説『1984年』。コロナ禍を経て、今一度、権力と個人のあり方について考える状況にあるといえます。今回のコロナの感染源・中国のITによる超監視社会は、『1984年』の世界を彷彿とさせます。本書は5Gによる覇権争い、全体主義とは何か、AI対人間といったテーマを山形氏が解説、まんがで
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