(だめよ……そんなことしちゃ……)ここは誰もいないクリニックの診察室。目の前には雪絵の初めての相手、隆二が現れた。「……何するの」「何って……あの日の続き、だよ」隆二は優しい手つきで、雪絵の身体を撫でる。彼の手が、白衣に伸びて、じらすように、ブラウスの上から身体…
ホテルのレストランで偶然にも幼馴染みの元カレ祐介と再会した奈々子。「いつまで、このホテルにいるの?」「わからないわ……」「電話してもいいかな。一緒に食事でもしながら、久しぶりに話もしたいし」翌日の夕方、ホテルのダイニング・バーで、二人は食事とアルコールを共…
「やだ……これ外して……」「まだそんなことを言っているのですか? やれやれ、あなたには相当のお仕置きが必要みたいですね」大企業の社長秘書・笹木莉亜は、才色兼備、男性社員の高嶺の花、社長でさえ逆えない女王様だった。しかし突然、男たちの罠にはまって立場が一変して…
「こんなの、初めて」丸出しの下半身の両足を赤ちゃんがオムツをするときの恰好にして、ワレメに指を入れると後ろの穴を舐め始めた。「そこは……、ああっ」初めて舐められた後ろの穴は、妙な快感でムズムズしてきた。ワレメは洪水になっていた。(これがセックスなの? 大人…
「ダメ……こんな所で……」「じゃ、二人きりになれる所に、行ってもいい?」出会いサイトで知り合った男と、エレベーターの中でのディープ・キス。(ああ、痺れちゃう……)初めて会ったばかりの男と、キスをするなんて思ってもみなかった。「パンティ湿ってる、いや、濡れてる」…
マンションのエレベーターホール、午前零時。「こんばんは」「あらッ、お帰りなさい」男と女を意識するような、互いの視線だった。エレベーターという密室にいることを、紀美子は急に意識した。「ダメ……こんな所で」腕の中で紀美子の身体を向き直らせると、唇を激しく重ねて…
「いや……いや……よして……」「ぼく、義姉さんを、愛しちゃってるんだ」「な、何を言ってるの……」「兄貴に言いつけてもいいんだな、義姉さんが、不倫してることを」「ふ、不倫なんて、してるわけないでしょ」「ほら、これが、動かぬ証拠」「まさか……でも、でも、違うの……」必死…
「僕達は1つになったんだね?」「そうよ。私達は1つよ。いつも一緒よ。最後も一緒ね」「好きだよ。大好きだ。こんな気持ちになったのは生まれて始めてだ」短大を卒業した岩田圭子は昼間にアルバイトをしながら、夜はススキノにある風俗店「スイーツLOVE」でヘルス嬢ア…
妻に見放され、男性機能にも自信喪失している寺坂。「きみみたいな美人が相手なら……」「そうお? それ本心?」美保は彼を、救ってあげたいような気がしてきた。繁華街のはずれにある、ラブホテルの一室。「久しぶりなんだ、こんなことするのは」「あたしって……このごろ……あ…
「今、誰かが訪ねてきたら、どうやって言い訳しようか……楽しみだ」ここは生徒会室。副会長に着任したばかりの北翔は、生徒会長である楓子の手で下着を脱がされ、下半身剥き出しの状態で机の上に寝かされている。「君の反応は楽しい。おかげで私も、もう……」捲り上げた楓子の…
「奥様への直接性交のご許可をいただければ」「いいだろう」男性経験の乏しい妻:弥生を、『館』の少年執事:トオルが調教する。そのことに同意したのは、弥生の夫:潤一郎。弥生がどんな女に変わるのか――ズクッと下半身が重くなるのを潤一郎は感じていた。「あ…あぁ……いや……
「……ヤバイ。どうして、こんな……」キスから開放された唇が、熱を乞うようにわななき、荒い息を吐き続ける。このまま王子様に、お姫様は……と考えて心をときめかすも、やはりどうしても隠せない、どうしようもなく僕が「男」である証拠が、この甘い空気によってムクムクと起き…
大学三年生の冬椰は、幼馴染の真央を見て、男なのに綺麗だと思っている。でも、それを口にしてしまえば、長年積み重ねてきた幼馴染という関係を失うことを恐れ、苦しんでいた。そんな冬椰の元に、もう一人の幼馴染の女の子:薫が恋愛相談を持ちかける。それは冬椰の気持ちを…
弁護士になるため法学部で学んでいる比奈子は、文化祭のミスキャンパスに出場することになった。舞台に上がり、客席から無数のフラッシュが浴びせられると、比奈子の身体は熱く火照りだしてしまう。そんな身体になってしまったのにはワケがあった。二ヶ月前、ミスキャンパス…
伯父夫婦の代わりに、豪華な別荘の管理人を十日間務めることになった健(たける)。やってきたのは、製薬会社の御曹司:青斗(せいと)と、執事の峰岸。生まれたときから体が弱い青斗。夏はこの別荘で過ごすという。ある日、健の目の前で青斗が倒れてしまう。心配でたまらな…
雑誌の取材のためSM喫茶を訪れた編集長の谷川は、自分でも理解しがたい嫉妬心に乱されていた。部下でありライターであり、一ヵ月前に「好きだ」と告白をしてきた本間が、店内にいた「男の娘」と店の奥へ消えていったからだ。(どうかしてる、俺は──)自分の気持ちがいまだ…
レストランでのアルバイトをしながら役者を目指す24歳・薫は、ある日、店長が店の奥で情事に及んでいる光景を目にする。翌日、店長に「見てたよね」と問われ、薫は否定することができない。店長の目が、立ち尽くす薫を舐めまわすように絡んできた。
地味で目立たず、何にたいしても無機質な女:緑川咲子。けれど瞳の力は強く、僕はその眼差しに恋をしてしまった。「あ、あなた、マゾなの?」そんな目でみつめられるのは、生まれてこのかた、初めてだった。「あなたにみつめて欲しい。その目で。ねぇ、僕をみて」【本作品は…
中学生の頃から憧れの存在だった蓮が、親の再婚で義兄になり喜んだ花梨。だが、肝心の蓮に避けられているように花梨は感じていた。ある日、借りていたパソコンを返しに蓮の部屋へ向かう花梨。引き出しにしまおうとしたその時、手錠と日記が目に入った。《両親不在。花梨はひ…
「好きです! 結婚してください!」皮の鎧に長剣を装備した戦士・タイムが、水郷地帯で水死体のように水の中に浮かんでいた女戦士・コーレアを見つけて抱き上げると、彼女はいきなりそう告白した。2人の出逢いと戦いの旅が始まった――。「タイム……あの腕に抱かれ、直接体温…
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