隣人を疑うなかれ

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あらすじ

鮮烈デビューから作家生活10周年。『記憶屋』『花束は毒』の著者、最新本格ミステリー!連続殺人、かもしれない。羊の群れに狼が潜んでいるなら、気づいた誰かがどうにかしなければ、狩りは終わらない。死体はない、証拠もない。だけど不安が拭えない――。ご近所さんのこと、どれだけ知っていますか?「殺人犯が同じ建物内にいるってのはぞっとするけどな」今立晶(パート主婦)「模倣犯じゃなくて、本人って可能性もゼロじゃない」小崎涼太(事件ライター)「近くで起きた事件ですもんね。私も気になってました」土屋萌亜(マンガ家)「素人探偵の思い込みの推理を聞いている暇はないの」加納彩(主婦)「近所に怪しい奴がいるみたいな情報提供はときどきあるよ」加納行広(刑事)「ここは住人同士のトラブルはなく、かなり平和なほうだ」寺内嵩(マンション管理人)「プライベートには踏み込まないくらいがちょうどいい」幸田佐知子(シングルマザー)

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