熾界龍皇と極東の七柱特区

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あらすじ

〈人神共存〉の理想郷へ――! 人が“神”の存在を認知し、両者の争いが絶えぬ世界。神祖《陽皇》とその護衛者である辰宮湊は、十年ぶりに“旧日本”――七柱特区に帰還する。そこは、〈人神共存〉を目的とし、世に名だたる七柱の神々が設立した極東の理想郷(アヴァロン)。その最後の一柱として、《陽皇》はこの地に降り立ったのだ。 ところが歓迎式典の最中、〈神の撲滅〉を掲げる人間のテロ組織・アポカリプスによる襲撃が起こる。《陽皇》を守る湊は、敵のなかにかつての友、飛田蓮路の姿を見いだす。 神殺しの武装、機神〈デウス〉を持つ蓮路は、湊に刃をつきつける――「無理なんだよ、共存なんてな。俺はこんな場所を、理想郷だなんて認めねえ」 ――両種族の間に再び埋めがたい亀裂を残し、蓮路たちは逃亡。 湊は、神祖《天元》の血族であるミカエル、人類側の自治組織《巫道機関》の調停士・咲良の協力を得つつ捜索を進めるが、そこで特区における“現実”を目の当たりにする……。――人と神、それぞれの策謀うずまく仮初めの理想郷で、龍の血を継ぐ少年の戦いが始まる!! 人気作家ツカサが放つ、壮大なる愛と絆、戦いの物語。※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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