退魔師鬼十郎 宝珠、紅に染まるとき

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あらすじ

大陸随一の腕前と謳われる退魔師・葵鬼十郎。彼女でさえ今回の仕事は困難な依頼であった。木津谷の黒鶴―齢二千歳、数多の伝承に名を残し、木津谷の守り神とまで呼ばれる最強の呪神である。その黒鶴が雲州太守の幼い姫君の命を狙っているという。鬼十郎は何としても姫の命を守らなければならないのだ。だが、姫を守る護衛団の長は非協力的。さらに蛇骨丸という女装した変人の呪神使いも現れ何かと鬼十郎に絡んでくる。内憂外患の中鬼十郎の打った手とは?熱く激しく痛快な、正統派チャンバラファンタジーの決定版。第10回ファンタジア長編小説大賞準入選作。

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