サルトル・ボーヴォワール論

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あらすじ

この本は以下の5本の論文で出来ている。1 ステファンヌ・マラルメの実存的精神分析――《マラルメ 1842‐1898》註解――2 サルトル思春期考3 もうひとつの「負けるが勝ち」 ジャン・ロトルーの『聖ジュネ正伝』――その構造と意味――4 メロドラマからサイコドラマへ――デュマの『キーン』とサルトルの『キーン』――5 ボーヴォワールとその時代 1「ステファンヌ・マラルメの実存的精神分析――《マラルメ 1842‐1898》註解――」は実存的精神分析の構造を非常にコンパクトに提示している。この論文の出発点は、サルトルのシチュアシオン九に収められた9パラグラフ、10頁たらずのテクストが、マラルメの全生涯を示す1842‐1898という副題をもっていることに驚いたことが発端となっている。 第2論文は「サルトル思春期考」(初出 1977年9月)と題してる。サルトルの自伝的年代期のなかで、1917‐1929というちょうど狭間にあたる12年間がすっかり欠落している。だから、1917‐1929年のサルトルの思考や文章を対象とした論文としては珍しいものと言えるだろう。 第3論文は「もうひとつの『負けるが勝ち』 ジャン・ロトルーの『聖ジュネ正伝』――その構造と意味――」(初出 1978年9月)である。サルトルの実存的精神分析の大著『聖ジュネ』の副題「殉教者にして反抗者」はたんにジャン・ジュネのことを比喩的に示しているのではなくて、17世紀のバロック劇作者ジャン・ロトルーの『聖ジュネ正伝』の主人公ジュネを指しているのである。殉教者を演じる俳優ジュネが演技中に役になり切…

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