購入済み
「歌って踊れるミュージカルスターをめざす」。有紀子は幼少のころからそう固く決めていた――。芸能界のトップに上り詰めていく過程で、有紀子の肉体を多くの男が通り過ぎていった。初体験は、地元の音楽専門学院に通っていた中学二年生の時。同じ学院に通う大学生。男というものを知った。その後、所属したプロダクション社長、歌手仲間、カメラマン、映画監督などと深い関係を結ぶことで、世間を知り、男を知り、のしあがっていく。いつしか有由紀子は、自分の体が売り物になり、芸能人として武器になることを自覚する。魅惑の肉体を使い、男を篭絡し夢中にさせ、ステップアップの道具にしていった。そしてスターとなった後は、最後の男と決めた年下のダンサーと激しい情事にふけり、そして結婚する……。スキャンダルにまみれたスターの、愛と性の激しい生き方をエロチックに生き生きと描ききった力作!
全1冊