幽霊列車とこんぺい糖 新装版

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あらすじ

※ この商品には出版社独自のフォントが実装されています。より良い読書体験を得るためには、iOS・Android端末での閲読を推奨します。それ以外の環境では、独自フォントでの正しい表示を保証できません(通常フォントでの閲覧には問題ありません)。この“夏”をきっと忘れない。絶望を生きる少女たちの、ひと夏の甘き死と再生の物語。百合小説の傑作と名高い富士見ミステリー文庫発の青春ミステリー、待望の復刊!寂れた無人駅のホーム。こんぺい糖。ひまわり畑。そして、あの廃棄車両。リガヤという名の、不思議な彼女を連想させる四大要素。思えばそこから、あたしの夏は始まった。飛び込み自殺をするはずのローカル線が廃線となり、生理不順で味覚障害な中学二年生・有賀海幸の保険金自殺計画はムダになってしまった。途方に暮れる彼女は、タガログ語で“幸せ”を意味する名を名乗る年上の少女・リガヤと出会う。「ボクがこいつを『幽霊鉄道』として、甦らせてみせる!」謎めいた彼女は、廃棄列車の復活と自殺志願の海幸に〈死〉を与えることを誓うのだった。海幸とリガヤの、忘れられない夏が始まる。

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