わが親愛なるパレスチナ隣人へ ――イスラエルのユダヤ人からの手紙

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あらすじ

和平の障害になる要因の一つは他方の話を聞けないことにある。そのことを踏まえて、筆者は、イスラエルという国がユダヤ人のアイデンティティにどれほど重要な意味を持っているのか、またアメリカで育った自分がなぜ父祖の地(イスラエル)に帰還したのかを、パレスチナ人に宛てた手紙を通して説明する。互いにアブラハムの子孫として、どうしたら「祝福の基」となれるのか。果たして宗教は、世界の地域紛争の解決を妨げる要因でしかないのか、それとも紛争解決の糸口となるのか。本書は、日本の宗教者、また中東和平に関心を持つ読者への問いかけとなるだろう。2018年の発刊以来、本書は今も大きな反響を呼んでいる。日本語版にはパレスチナ人やアラブ人からの返信、さらに日本の読者に向けた著者インタビュー等も掲載。

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