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「お前を許してやる、本邸に帰ってこい」 契約精霊が伝説級の精霊フェニックスだと判明し、父デアーグにそう告げられた令嬢ブリジット。 建国祭に向けて浮き足立つ王都中とは対照的に、ひとり悩むブリジットだが 公爵令息ユーリとの距離は今まで以上に縮んでいき……。 「はぐれ者同士……僕と行かないか、ダンスパーティー」 「そ、そこまで言うならご一緒しても、よろしくてよ」 義弟ロゼとの邂逅や母アーシャの失踪——そして精霊博士になる夢。 怒涛の日々を過ごす中、いつもブリジットの傍にいてくれたのは 冷たく人を寄せ付けない、氷の刃と恐れられるユーリだった。 「ブリジットは、僕の婚約者ですから」 (婚約者? ユーリ様が、私の……) 待ちに待った建国祭当日、メイデル家の秘密が判明して……? ——悪役令嬢と悪役令息がやがて恋に落ちていく物語、第3弾。 電子版には特典SS「ぴーちゃんは見た!」を収録! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
全4冊