書くインタビュー 5

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あらすじ

親戚のおじさんみたいに呼ばれる作家の素顔。「地元佐世保の書店員さんといっても、よく知らないひとたちなんだよ、交流なんてぜんぜんないし、名前だってわからない、道ですれ違っても顔もおぼえていないんだよ。そういうひとたちがさ、同じ街で小説を書いてる作家のことを、親戚のおじさんみたいに、正午さんと呼んでいる、公式に。サイン本の予約を受ける電話でそう呼ぶんだから、公式にということだよね。でもそういうのって、なんか、いい感じだと思うんだよ。現実にそくしてるというか、リアルさが感じ取れるというか。これがね、正午さんじゃなくても別に、たとえば、あのおじさん、でもいいんだ」(本書より)2022年冬公開の映画『月の満ち欠け』の原作者で、直木賞作家の佐藤正午さんがメールでインタビューに応じるシリーズ第5弾。*収録トピックからいくつかご紹介*▼同業者たちの小説を読んだ作家がある「書き方」について報告!▼作家が担当編集者との最後の対面シーンを創作!?▼緊急事態宣言前から作家が身につけていた習慣は?▼聞き手が編集者に代わり、にわかに湧き上がる競輪談義!一筋縄ではいかないやりとりだからこそうかがえる作家の素顔。佐藤正午さんの職人芸が光る2年間におよぶ往復書簡集。

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